はじめに #
「排出量データ入力」は、組織のCO2排出量データを管理する画面です。この画面を使用することで、排出量データの登録、編集、削除などの操作を簡単に行うことができます。
画面構成 #
アプリケーションを開くと、以下のような要素で構成される画面が表示されます:
- タイトルエリア – 「排出量データ」というタイトルと並び替えオプション、排出量合計が表示されています
- フィルターエリア – 表示期間、部門、商品、Scope、検索キーワードの設定ができます
- 排出量データテーブル – 登録されている排出量データの一覧が表示されます
- 操作アイコン – 編集・削除用のアイコンが表示されます(権限がある場合)
基本操作 #
排出量データの表示 #
アプリケーションを開くと、設定された表示期間に基づいて排出量データの一覧が表示されます。テーブルには以下の情報が含まれています:
- 年月 – データの対象年月
- 部門 – 関連する部門名
- Scope – 排出量のScope区分(1, 2, 3-カテゴリ)
- 排出活動 – 排出活動の名称
- 活動量 – 活動の量と単位
- 排出量 – 計算された排出量(tCO2)
- 備考 – 追加情報
- タグ – 関連付けられたタグ
表示期間の設定 #
画面上部のフィルターエリアで表示期間を指定できます:
- 開始年月/終了年月 – カレンダーから選択するか、手動で入力します
- 年移動ボタン – 左右の矢印ボタンをクリックすると、表示期間を1年前/後に移動します
フィルタリング #
以下の条件でデータをフィルタリングできます:
- 部門 – 特定の部門のデータのみを表示
- 商品 – 特定の商品に関連するデータのみを表示(商品機能が有効な場合)
- Scope – 特定のScope(1, 2, 3)またはScope3のカテゴリでフィルタリング
各フィルターを選択するとすぐにテーブルが更新され、条件に合致するデータのみが表示されます。
検索機能 #
キーワード検索ボックスに文字列を入力し、検索ボタンをクリックするか Enter キーを押すと、その文字列を含むデータが検索されます。
並べ替え #
タイトルエリアのラジオボタンで、以下の条件によるデータの並べ替えが可能です:
- 年月 – 年月順に並べ替え
- Scope – Scope区分順に並べ替え
- 排出量 – 排出量の大きさで並べ替え
- 更新日時 – データ更新日時順に並べ替え
排出量データの管理 #
新規データの登録 #
新しい排出量データを追加するには:
- 「新規追加」ボタンをクリックします
- 「排出量データ登録」モーダルが表示されます
- 以下の情報を入力します:
- 年月 – データの対象年月(必須)
- 部門 – 関連する部門を選択
- 商品 – 関連する商品を選択(商品機能が有効な場合)
- Scope – Scope1, 2, 3のいずれかを選択
- カテゴリ – Scope3の場合、カテゴリを選択
- 排出活動 – 既存の活動を選択するか、新規追加
- 活動量 – 数値を入力(単位は自動表示)
- 備考 – 必要に応じてメモを入力
- タグ – 必要に応じてタグを追加
- 「保存」または「保存して次入力」ボタンをクリックして登録を完了します
- 登録が成功すると成功メッセージが表示され、テーブルが更新されます
データの編集 #
既存の排出量データを編集するには:
- 編集したいデータの行にある編集アイコン(ペンのアイコン)をクリックします
- 「排出量データ編集」モーダルが表示されます
- 必要な情報を変更します
- 「保存」ボタンをクリックして変更を保存します
- 編集が成功すると成功メッセージが表示され、テーブルが更新されます
データの複写 #
既存のデータを複製するには:
- 複写したいデータの行を右クリックし、コンテキストメニューから「複写」を選択します
- 確認モーダルが表示されます
- 「実行」ボタンをクリックして複写を実行します
- 複写が成功すると成功メッセージが表示され、テーブルに新しいデータが追加されます
データの削除 #
データを削除するには:
- 削除したいデータの行にある削除アイコン(ゴミ箱のアイコン)をクリックします
- 「排出量データ削除」確認モーダルが表示されます
- 「実行」ボタンをクリックして削除を実行します
- 削除が成功すると成功メッセージが表示され、テーブルから該当データが削除されます
複数のデータを一括削除することも可能です。詳細は省略しますが、選択した複数のデータに対して同様の操作で削除できます。
排出活動の管理 #
既存の排出活動の選択 #
排出量データの登録・編集時、既存の排出活動を選択すると、関連する情報(活動量単位、排出係数、GWP値など)が自動的に設定されます。
新規排出活動の追加 #
既存の活動リストになければ、新規追加することができます:
- 排出活動ドロップダウンから「【+新規追加】」を選択します
- 以下の情報を入力します:
- 排出活動名 – 新しい活動の名称
- 排出原単位種別 – リストから選択
- 年度 – 原単位の年度を選択
- 排出原単位 – リストから選択
- GWP値 – 必要に応じて選択または自動設定
- 活動量、排出係数、備考などの情報を入力します
- 「保存」または「保存して次入力」ボタンをクリックします
- 新しい活動が登録され、今後のデータ入力時に選択できるようになります
タグ機能 #
タグの追加 #
排出量データにタグを追加するには:
- 「タグ」テキストボックスにタグ名を入力します
- 「タグ登録」ボタンをクリックするか、Enter キーを押します
- タグがデータに関連付けられ、タグ一覧に表示されます
- タグは最大10個まで追加でき、1つのタグは20文字以内です
タグの削除 #
タグを削除するには:
- タグ一覧に表示されているタグの「×」ボタンをクリックします
- タグがデータから削除されます
よくある質問 #
Q: 排出量の計算方法を教えてください
A: 排出量は「活動量 × 排出係数 × GWP値」で自動計算されます。排出係数とGWP値は選択した排出活動に基づいて自動設定されますが、必要に応じて手動で調整することも可能です。
Q: 削除した項目はどうなりますか?
A: 削除されたデータは復元できません。重要なデータを誤って削除しないよう注意してください。
Q: タグの使い方を教えてください
A: タグは排出量データを分類・検索するために使用します。例えば、「プロジェクトA」や「本社ビル」など、自由にタグを付けることで、後から特定のデータを見つけやすくなります。
Q: 排出量を直接入力することはできますか?
A: はい、可能です。排出量フィールドをダブルクリックすると編集可能になり、直接数値を入力できます。
Q: 排出係数を変更することはできますか?
A: システム設定によります。管理者設定で排出係数の変更が許可されている場合は編集可能ですが、許可されていない場合は自動設定値のみが使用されます。
排出量データ入力では、排出活動ごとに 「年月」 や 「Scope・カテゴリ」 を指定してデータを入力します。また、必要に応じて「部門」や「商品」を選択したり、「タグ」 を追加したりすることで、より詳細な分析が可能になります。これらの情報は、後の分析資料やレポート作成時に活用できます。排出活動を選択すると、該当する排出係数が自動的に設定されます。入力する活動量に基づき、排出量(tCO₂)が計算されます。必要な活動が見つからない場合は、新たに追加することも可能です。
1. 新しい排出量データを登録する #
サイドメニューより「排出量データ入力」を選択してください。排出量データ入力の画面が表示されます。左上の「新規登録」ボタンをクリックすると、登録用の画面が表示されます。
2. 排出量データ 登録画面 #
登録画面の各項目に必要な情報を入力してください。入力が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。これにより、排出量データが登録されます。
- 年月:
年月を入力します。 - 部門:
必要に応じて、入力する排出活動の部門をを入力します。 - 商品:
必要に応じて、入力する排出活動の商品を選択します。 - Scope:
入力する排出活動のScopeを選択してください。 - カテゴリ:
入力する排出活動が、Scope3の場合はカテゴリを選択してください。 - 排出活動:
排出活動マスタに登録された内容がリスト表示されますので、リストから排出活動を選択します。リスト内に該当の排出活動がない場合は、【新規登録】を選択することで、排出活動マスタに登録と同時に排出量データの入力をすることが可能です。 - 活動量:
排出活動量を入力します。排出量単位に注意して入力してください。 - 排出係数:
排出活動を選択した時点で自動セットされます。 - 備考:
必要に応じて備考を入力できます。 - タグ:
排出量データごとに、20文字以内のタグを 最大10個まで付与することができます。タグの入力が完了したら「タグ登録」ボタンをクリックしてください。付与されたタグを外したい場合は、該当タグの「X」をクリックしてください。 - 排出量:
「排出活動量」×「排出係数」の計算結果(注*)が表示されます。排出量をダブルクリックすることで、直接入力することもできます。
3. 排出量データの編集 #
登録した排出活動は一覧画面でいつでも確認できます。排出活動情報を変更する場合は、該当排出活動の右端にある編集アイコン(鉛筆マーク)をクリックすると編集画面が表示されます。
編集したい排出活動の行をダブルクリックすることで、編集画面を表示できます。また、行を右クリックして表示されるメニューから「編集」を選択する方法もあります。
4. 排出量データの削除 #
排出活動を削除する場合は、該当排出活動の右端にある削除アイコン(ゴミ箱マーク)をクリックしてください。削除後、確認メッセージが表示されます。削除した排出活動は元に戻せませんのでご注意ください。